

ドイツの日本語環境
ドイツでの日本語教育が活気付いてきたのは、1980年代の日本経済が強くなり始めた頃、ビジネス上の関係で急増したと言われています。そのバブルもはじけ、一時期の日本語熱は勢いを失いましたが、ここ数年、10代、20代の若年層を中心に日本のアニメ、漫画、テレビゲーム等への興味から日本や日本文化、日本語に興味を示し学習する人が増えてきています。
1982年には、中等教育機関のギムナジウム(日本でいう小5年から大学1年までの9年間)で日本語教育が開始され、1999年には、ドイツ全州でアビトゥア(大学入学資格試験)の試験科目として、日本語の選択が認められるようにまでなり、一部のギムナジウムでは第2外国語として選択受講できるようになる等、日本語教育に力を入れる学校も増えてきています。
学校によって日本語教育の取り組み方は様々です。正規の授業科目として扱っている学校もあれば、日本の文化などを地理や工作、美術などの授業の中で紹介する場合もあります。ただ、担当の先生がさほど日本語が流暢でないケースが多いので、会話表現や発音など中心に指導、活動する場面も多いようです。
尚、教え方は基本的に英語とドイツ語を使って教える間接法となります。この英語・ドイツ語を使いながら教えるので、実践的な語学力が身に付くきます。特にドイツ語を習得したい方には最高の環境です。尚、 ドイツ語が全く話せない場合には事前に語学学校に行かれることをお薦めします。
ドイツを選ぶポイント
- 最低限のドイツ語力が必要(英語力のみでは活動が厳しい場合もあり)
- ドイツ語を習得した方には最適な環境
- 自立心があり、積極的でパイオニア精神の性格であること
- ドイツが好きである
- ヨーロッパの地域に深くかかわり生活してみたいと思われる方に最適
- 1ヶ月間の短期コースもあり、またその場合は参加費用に滞在費が含まれます
- 派遣前にドイツ語語学学校のアレンジ可能
先輩達の体験談
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池澤瑞穂さんの場合池澤瑞穂さんの場合 目的:ドイツ語を向上させたい 経歴:大学(ドイツ語専攻)卒業後参加フランクフルト 市立ギムナジウム 1年間 ドイツ人の友人に教えた経験しかなく最初は不安でしたが、生徒がだんだん声を掛けてくれるようになって嬉しかったです。学校も普段もドイツ語漬でした。 |
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中野英理子さんの場合目的:ヨーロッパに触れながら音楽も教えてみたい 経歴:社会人を経て参加ベルリン 市立ギムナジウム 1年間 学校の日本語の授業がビギナーレベルなので、発音や簡単な日常会話などをやりました。ドイツ人日本語教師と協力してイベントの立ち上げも行いました |
ドイツの学校紹介
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フランクフルト 市立ギムナジウム 生徒数:約1000人 教師数:約80人 日本語正規授業において、アシスタント教師には、日本語補助教師として、折り紙等の文化的デモンストレ−ションや、日本語教育に関する知的な アシスト活動も希望しています。 日本語授業対象学年:9年生〜13年生 生徒数:30名〜5名 教本: Japanisch fuer Schueler など利用 授業時間数:各学年4時間/ 週程度 |
いろいろ選べるプラン
日本語教師海外派遣プログラムJAT(標準プラン)のほか、活動前後にアルバイトや語学学校、旅行など何でも組み込むことができるWH(自由満載プラン)などがご選択できます。また、英語に自信のない方にお勧めな語学学校を組み込んだELSプランがご選択できます。
※ドイツの募集要項はコチラ
※ドイツの参加費用はコチラ